
登山プラン
〜山の秘湯で楽しむ、とっておき登山プラン〜


秘境、奥鬼怒の大自然を歩く。
~初心者から上級者まで楽しめる山岳トレッキング~
国内最初の国立公園として昭和9年(1934年)に誕生した日光国立公園。都心からも近く、変化に富む豊かな自然と歴史的文化遺産が残る公園は一帯が世界遺産にも指定されています。奥鬼怒はその最深部に位置し、手つかずの原始の森をはじめ、ガイドの案内でしか辿り着けない滝や日本一の標高(約2,040m)を誇る高層湿原「奥鬼怒沼」など、貴重で雄大な自然が多数存在しています。気軽なハイキングから本格的な登山まで、多くのトレッカーに愛されるネイチャー体験の宝庫です。

目覚めの「春」
麓より遅い雪融けが森に軽やかな音色を奏でる春。雪の下から待ちきれずに顔を出した山菜が、宿の食膳に季節の訪れを告げ山が活気に満ちてきます。梢に小鳥たちの声が響く頃になると、堰を切ったようにやわらかな芽吹きが重なり合いながら山を覆い尽くし、その姿はまさに緑の十二単のよう。冬と春が同居する早春の山内は瑞々しい水彩画の世界です。

煌めきの「夏」
迫るように勢いを増す緑が眩しい陽射しに映える夏。麓が真夏日でも標高1,300mの奥鬼怒は暑さを忘れる清涼な快適さ。鬼怒川の本流および支流では渓流釣りも解禁を迎え、チングルマやヒメシャクナゲなど次々と咲き誇る高山植物を見に多くの登山者が訪れます。天からこぼれ落ちるような満天の星空は昔も今も変わらない奥鬼怒の夏の楽しみです。

装いの「秋」
秋の奥鬼怒は急ぎ足。標高2,030mの鬼怒沼では8月下旬頃から草紅葉がスタートし、9月に入る頃には湿原全体が早くも真っ赤に染まります。ブナ林の多い奥鬼怒の紅葉は黄色や赤の美しさが素晴らしく、八丁の湯の露天風呂でもあでやかな紅葉風呂が楽しめます。高低差があるため奥鬼怒は見頃も長く、この時季は必ずどこかで紅葉に出逢えます。

神秘の「冬」
11月になると草木はうっすらと雪化粧。12月初旬から春先まで奥鬼怒は一面の銀世界です。八丁の湯では冬期間、週末を中心に氷瀑を巡るスノーハイキングを開催。大自然が造り出す氷の壁は異世界に迷い込んだかのような感動の絶景です。ツアーでは経験豊富な登山ガイドが冬の雪山歩きをエスコート。初心者から楽しめる人気のアクティビティです。
おすすめハイキングコース



女夫渕駐車場から八丁の湯まで
標高1,300mの八丁の湯は日光国立公園内にあるため、自然保護の観点から自家用車等での乗り入れができません。宿までは最寄りの「女夫渕(めおとぶち)駐車場」から無料送迎バス(所要時間約30分)をご用意しておりますが、足に自信のある方なら、宿まで四季折々の景色と森林浴を楽しみながら歩いてお越しいただくのもおすすめです。「女夫渕駐車場」から宿までは比較的平坦な初心者でも安心の約90分のハイキングコースとなっております。徒歩でお越しになる場合はハイキング用または登山靴、また山歩きの装備などを忘れずにご準備ください。
※送迎バスは予約制です。事前にご予約をお願いいたします。
環境保護にご協力をお願いします
国立公園は、日本を代表する傑出した自然の風景地です。その指定条件には原則として約1万ha以上の区域面積を有すること、また約1,000ha以上の原生的な景観核心地域を有することなどがあり、自然の質に応じて保護と利用のゾーニングが定められています。公園内に自生する樹木は“生立木 せいりゅうぼく” の名で生き物として扱われ伐採も禁じられています。奥鬼怒の豊かな自然を次代へ遺すためにも、山内のアクティビティについては節度ある行動をお願いいたします。
八丁の湯に旅する愉しみ

01選べる2つの山岳リゾートステイ
古き良き山小屋時代の記憶をたたえた母屋と、山岳リゾートの優雅さにひたるカナディアンログハウスの客室棟。ログハウスは露天風呂付やロフト付、和室スタイルなど趣き異なる4タイプをご用意しております。ご利用人数や目的に合わせた八丁スタイルでお楽しみください。

02100%源泉かけ流しの天然温泉
八丁の湯の自家源泉は100%自然湧出の源泉かけ流しです。湯船には昭和4年(1929年)の開業時からある野天風呂「雪見の湯」をはじめ「滝見の湯」、「石楠花の湯」の3つの混浴風呂と、女性専用の滝見露天風呂、さらに趣異なる2つの内湯がございます。

03水にもこだわった地素材による手づくり料理
自家菜園の「八丁ファーム」で無農薬で育てた旬の野菜をはじめ、季節毎の地素材を一品一品、風味豊かに仕立てた創作会席。目でも楽しめるお料理はそのすべてに山の湧水を使用しています。食材のクオリティにもこだわりながら、手をかけすぎない素材感を大切にした山のご馳走です。

04発見と感動の本格アクティビティ
夏の登山をはじめ、和かんじきで冬山を歩くツアーなどの本格アクティビティをご用意。大人も子供も学びが一杯の貴重な感動体験をお楽しみください。
- ・星空観察会(通年)
- ・フィッシング(春~秋)
- ・夫婦渕~八丁湯トレッキング(夏)
- ・氷瀑ツアー(冬~春)
- ・奥鬼怒ブナ平ハイキング(春~秋)
昔ながらの湯治ステイ




ひと風呂、八丁。
~奥鬼怒の自然に抱かれた100年の歴湯~
一説によれば、特産品の木杓子や曲げわっぱを作る山の作業小屋で一日の作業を終えた村人が「さあ、ひと風呂浴びて帰ろうか」と八丁程(約870m)の距離にあった当館で疲れを癒したのが“八丁の湯”の名の由来とされています。八丁の湯の源泉は、中性低張性高温泉で体への負担が少なく湯治に最適な泉質です。
当館では2泊以上のゆったりとしたスケジュールで、天地自然のエネルギーである温泉を思う存分お楽しみいただける令和の湯治プランをご用意しております。
古き良き佇まいが香る歴史ある湯で、時代を超えた旅と大自然の交歓をご満喫ください。

湯治の効用について
医療が行き届かなかった時代、湯治は人々の暮らしが生んだ知恵のひとつでした。一般的に体温が1℃上がると免疫は最大5~6倍も上がると言われています。湯治は人の体にもともと備わった自然治癒力を引き出す体にやさしい健康法です。自然の中にその身を置いて楽しむ温泉湯治は薬効成分が体を芯からあたためて癒すだけでなく、転地効果によるリラックス効果も実証されています。
利用者からの口コミ
関東最後の秘湯の宿
秘湯と言うだけあり、宿までの道のりはとても遠かったのですが、それがまた旅の楽しみでもありました。秘湯の宿のイメージとは違い、ログハウスと暖炉のおしゃれな雰囲気に圧倒されました。広い敷地にいくつもの宿泊棟があり、夕食時の2つの食事処はどちらも素敵な雰囲気でした。
- 利用日
- 2024.11月
- 利用者
- 60代女性/夫婦旅行
絶景露天風呂が最高です!
ちょうど紅葉の時期かなと思い予約しましたが、今年は2週間ほど遅れていたので、紅葉には少し早かったですが、それでも滝を眺めながら入る緑あふれる露天風呂は最高でした!この露天風呂は24時間入ることができ、深夜は照明が落としてあるので、満天の星空を眺めながら入ることができます。
- 利用日
- 2024.11月
- 利用者
- 50代女性/恋人旅行
温泉、食事、サービスともに最高でした!
不便さをも良きと感じさせてくれる宿です。山小屋的なイメージを勝手に持ってましたが、設備、ITもすすんでおり、何不自由はなかったです。温泉も湯温、広さもちょうどよく滝見は最高です!
- 利用日
- 2024.10月
- 利用者
- 30代男性/家族旅行
素晴らしい温泉と料理に大満足!!!
一人で女夫渕から途中90分徒歩で行きました。天気が良く山道や川沿いの景色を堪能して、たどり着きました。ログハウスを予約しましたが、山奥の割に清潔で、露天風呂も3つあり、特に滝のすぐそばの風呂は最高でした。
- 利用日
- 2024.6月
- 利用者
- 60代男性/一人旅行
雪見露天風呂と星空を堪能できる秘境の温泉宿です。
雪見の露天風呂を味わいたくて出かけた旅です。食事は華美ではありませんが、夕食・朝食ともに美味しく頂けました。また、夕食後のイベント「ホットワイン&星空観望会」に参加しましたが、天の川も観ることのできた最高の鑑賞日和となり、家内共々大満足でした。
- 利用日
- 2024.2月
- 利用者
- 60代男性/夫婦旅行
山奥の秘湯なのに清潔
奥日光から林道を車で1時間以上、さらに送迎バスで未舗装の道を30分と、まさに秘湯。到着前から面食らったものの、部屋もお風呂もとても清潔で、虫も極力建物内に入らないよう工夫されていました。お風呂はぬるめで長風呂でき、滝を見ながらの露天も、内湯もどちらも良かったです。
- 利用日
- 2023.9月
さまざまなものが簡単に手に入るいま、秘湯という言葉はむしろ最高の誉め言葉かもしれません。
自然とともに生きてきた先人たちが残した山とのつきあいは、まさに叡智のかたまり。 まだ見ぬ時代の贅沢を探す奥鬼怒の旅へぜひ一度、逢いに来てみてください。
八丁の湯で幸せの価値観が少し変わったら、それもまた、ちいさな幸せの始まりです。